はいどうも~湿気でカビそうなあまねですよ~お元気でっか!
都合の悪いことを気圧のせいにするのもそろそろ飽きましたね。
カラッとした日が欲しいこの頃です。
そして各地での豪雨による災害、心が痛みます。
一瞬にして日常が奪われることは、本当に穴埋めができないことですのでね。
そういう意味では、日常をどれだけ大事に過ごしてもやりすぎはないのだなあ。
と分かったふりなどをします。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さてタイトルの。
早気は「はやけ」と読むのです。
ご存じでしょうか。
この言葉、弓道用語なんですね。
去年から私、趣味で弓道をやってまして。
その中で出てくる言葉なんですが。
弓道はスポーツの中でも珍しく、完成形があるんです。
先人が残した完成された型にいかに近づけるかを、毎日の繰り返しの練習の中で極めていくような種目です。
私は学生の頃に弓道をやったことがなく、去年初めて体験したのでレベル的に一番下なんですが、中級者になるとこの「早気」が悪さをする、と言われています。
早気とは、気が急いて矢を早く放ってしまうクセのことです。
弓道は完璧な完成された型がすでに存在しているために、さまざまなクセが邪魔をするようになります。
「的中率を上げたい」
「最近ぜんぜん的に当たらない」
「早く当てたい」
という焦りの気持ちがこのクセを生み出すんですが、
それってつまり成長の焦りってことですよね。
で、これって占いでも同じだなと思うのですね。
占いを学ぶということではなく。
「焦らない方がいいですよ」
っていうアドバイスが占い結果でもよく出るという話です。
でもこの「焦らない方がいい」ってアドバイス、大したことないような、そこらへんにあるような、すごく軽い言葉として聞き流されてしまいます。
だってありふれていますから。
なんですけど、言う側は結構重要だと思って言っています。
何でかと言うと、タロットの枚数は78枚もあるのに、あえてこれが出るからですね。
あえて出る、ということはそれだけ何よりも重い結果なんじゃないかなと思います。
他のカードよりもこいつが出たということに、まず注目したいですね。
って、タロットだと何のカードでしょうかねえ~
『戦車』とか『ソードナイト』とかかな。
お前は確かに足りてない、あれもこれもやらなきゃいけない。
あっちもこっちも重要だ。
でもまず優先すべきは、焦らないことだろうが!
と言われている気になるので、そういう結果が出たらまあちょっと聞いてやってください(笑)
出たカードだけでなく、出てこなかったカードも「今は重視しなくていいんだな」と判断したりするのです。
この「早気」なんですが
「早気を治す」「早気をどうにか治したいです」
とか言ったりします。
まるで病気扱いされちゃうくらい厄介なクセで、これのせいで辞めちゃいたい人もいるんだとか。
思い立ったらすでに走り出している射手座としては、もうクセどころか日常なのですが(笑)
「治す」という字を使われるくらい病的な「早気」。
弓道に限らずそういう方いますよねえ。
でも早気が出る理由は、本来は早く成長したいから。
成長意欲のある人にしかこの病気は出ないということですね。
なので占い結果で「焦らないのー」と言われたら、そう前向きに捉えてください。ぜひぜひ。
成長したがっていることは、人間として素晴らしいことじゃないですか~
それに、早気って焦ることが目的ではないですよね。
「早くしなさい」と言われ続けて育った方は、心が急ぐクセを持ってしまっているので、焦ることが目的になってます。
でも焦るのがいい!なんてのはちょっと違うし。
なので、目的は成長で、上を目指す過程として焦っているだけですから、焦ってれば何とかなることはないし、ましてや上手くいくこともないし、矢が的に当たれば、つまり目的が達成されればスピードなどはあまり関係ないんですよ、と言われます。
弓道では「薄皮を向くようにレベルを上げる」と言います。
真髄に到達する、つまり完成形に近づく修行って、ものすごく進みが遅いんですね。
だから早気を出したところで進まんのです。
私なんかはけっこうまったりゆっくりマイペースさもあるのですが、
それでも焦ることもかなりあって、
そういう時は
「かかった分だけ長生きすればプラマイゼロ」
と思っています。
それはまあ、いいのか悪いのか(笑)
あなた、最近停滞感があってなんとなくヤキモキしていたんじゃないですか。
でも早気は損だし、短気は損気だし、凶器は鈍器です。
焦らず生きましょうねえ