たとえば私なんかだと、離婚成立したのが12月24日クリスマスイブだったわけですよ。
恋人たちが愛をささやき合うかあわないかって時に、オペのアシスタント業務を断って市役所で書類出して一人ガッツポーズしていたわけですね。
その余韻で、年明け1月2日の早朝にイオンの初売りセールの行列に並び、わざわざ並んだのになぜか買い物はせず、テナントのハンコ屋さんで下の名前だけの実印を作りました。
まあ、苗字変わっても使えるし~・・・みたいなことで。
そういうわけで数年前に作ったこのハンコを今も現役で使っているわけですが、
憶えているのはその時の感情ですね。
ハンコはその時の私にとって、自分の足で立っている証であり、つまるところ自分の存在を肯定できた証であったわけです。
何が言いたいかといえば特にないので「考えるな感じるんだ」という名言に逃げたいと思いますが、
自分を肯定できる証がもし見つかるなら、手に入れたらいいと思います。
このハンコだって色々言う人は言う。
せっかく作るんだから縁起のいいものでないと。
安物だと今後も安い人生になるから。
名前がタテに書かれていると運気が落ちていくから。。。
ええい、どやかましいわい。
機嫌良く作った私の、青地に金の唐草模様の軸が大変神々しいこのハンコを、誰が否定できようか。
ゲンを担ぐのは分かりますよ。占い師のはしくれですから。
なんですけど、目的はそこではなかったわけで、それに自分の機嫌を取ることはとても大切だと思います。
知っていますとも、印相とかね。あるよね。勉強しないけどあるよね。
私に水を差した輩は占い師ではなかったけど、印相を知っていたのかもしれませんけど。
でも、どんなに縁起の良さそうなものでも、納得が最優先されるものこそが、結局最高だなって思えます。
そうは言っても頭が固い山羊みの強い私なので、
秋は金の季節。。。金の気を燃やさないように火の気の強いものは食べないようにしなきゃ・・・
なんて思ってしまうのですけど、
唐揚げ食いたきゃ食えばいいし、それで自分の機嫌が良いならそれで最良の選択です。
世間の意見や一般論やゲンや縁起を気にして相談にいらっしゃる方もいるんですが、
希望としては
・心地良い
・嬉しい
・無理しない
・いつまでも後悔しない
選択をしていただけるのが、私にとってもハッピーであります。
間違っても
「安いものを買うと安い人生になる」
なんてたわけたこと言うような占い師にはなりたくないものです。