はいこんにちは~肌が弱いあまねですよ。
ち、違うよ!花粉症じゃない!(必死)
それはおいといて、
本日で、東日本大震災から7年ですね。
今月に入ってから震災についての事を書いてますけど、
今日もそんなことを書きます。
**警察歯科医の話。**
警察歯科医の記事を書きました。去年2017年のことです。
「警察歯科医」って知ってる?東日本大震災で活動した、ある歯医者さんの知られざるお仕事
こちらは、不思議netさんに掲載頂いたものですが、その前の年に勤めていた医療法人で院内発表したものがベースになっています。
歯科の一般&外科でしたが、一般歯科では考えられない世界なので、スライドいっぱい作って紹介しました。
一般歯科では命に関わる症状の患者さんが来るとは、あんまり思っていないです。
受付でも、診療室でも、歯科医師が口の中を見る時でも患者は「死なない前提」だし、「自分はより良い生活ができるように治療している」という前提で診ています。
けれど、警察歯科医はちょっと違います。
ご遺体の口の中を見ます。
亡くなっている方を見る時は、生きている方とは全く違う理由で診ます。
そして生きている患者には絶対にしないような力で、口を開けます。
死後硬直があるからです。
自分が行った生前の治療を見て、そのご遺体の身元を確認します。
楽しく食べて美しく笑えるように行った治療痕がこのように使われるのは、複雑でしょう。
そう思ったので書きました。
生きることは死ぬこと、これも感じました。
**震災後の被災地の不思議な話。**
こちらは去年2017年9月に書きました。
同じく不思議netさんです。
震災遺族の不思議な心霊体験「私は死んだのですか?」
きっかけはネットです。
仕事の合間のリフレッシュ時に見ている怖い話サイトの中に「被災地で噂が後を絶たない心霊現象」みたいな記事が紛れていました。
これって被災者からすれば、不幸な人を面白おかしく書きたてているだけのエンターテインメントです。
こういうの、好きな人がいることくらいは知っています。
けれども、これに関連するであろう本と出合ったっことで変わりました。
それが「呼び覚まされる霊性の震災学」「魂でもいいからそばにいて。」です。
今も普通に売ってはいますけど、だんだんと被災地外の人が再認識してきていて、いわゆる再ブレイクしています。
これは大学の学生たちが取り組んだ、被災した人が負った心身の傷をどう処理していくのかを追ったレポートだと思います。
ほんの数センチ先のところで起きたことでありながら、実際に体験しなければ同じ被災者でも分からない世界です。
個人的には民俗学やトランスパーソナル心理学にある「妖怪との関係学」のようなイメージになりました。
そんなことでこの本を読んでの記事です。
**参考にしたもの。**
『食べる-生きる力を支える③3.11の記録』
こちらは警察歯科医の記事を書いた時に読みました。
日本歯科医師会会長が書いています。
日本歯科医師会を中心に、日本の歯科医師たちがどんな風に動いたのかが分かります。
中にあるように、歯科医師たちの行いを自慢するために書かれていたのではなく、歯科医師としての仕事を自ら再認識しているような、そんな雰囲気でした。
『魂でもいいから、そばにいて』
心霊体験の記事を書いた時に読んだ本です。
被災者の人たちそれぞれがどんな風に過ごしているか分かります。
こういう体験をした人からみると、この出来事はどんなものなのか、どういう風に捉えているのか、どう感じて、どう感じていないのか、それを著者がすぐ隣に寄り添ってどんな風に見てきたのかが分かりました。
kindle版なら無料のようです。
『呼び覚まされる霊性の震災学』
同じ様に、心霊体験の記事を書いた時に読みました。
震災が起こるということがどのように影響するのか、震災を通して被災者は何をもらい、学び、失うのかを考えさせられます。
こちらは参考にしたwebサイトです。
テーマパーク8020
警察歯科医について書かれています。
こちら。http://www.jda.or.jp/park/dentistwork/dentistpolice.html
三宅歯科医院
当時警察歯科医としてご遺体の検視に当たられた三宅歯科医院の三宅院長先生のHPです。
三宅先生は当時のレポートも書かれています。PDFで読めますよ。
こちら。http://www.jda.or.jp/park/dentistwork/dentistpolice.html
こちらは知られざる現場を知ることができる貴重な貴重な資料です。
こちらは写真です。
東日本大震災の衝撃映像集
https://matome.naver.jp/odai/2137536185716666201
ご遺体の写真、動物の死骸の写真などがありますので、閲覧注意です。
ですが私にとってはとても貴重な資料であり、どんな写真であっても不思議な懐かしさを覚える写真です。
懐かしさってなんか変だけどね。
震災伝承館
記事を書いた時に使用した写真は、こちらのサイトからお借りしました。
東北地方整備局のサイトです。
写真だけじゃなく動画も年表などもありますので、大変貴重な資料です。