これね。これですねソーン。右に転んだ三角形みたいな形をしています。
このルーン文字のソーンの形ですが、右に出っ張っている山は小さなトゲなんです。トゲは小さいけれど、痛いですね。効果てきめんに痛い。バラとかね、触ると痛いね。
このトゲを相手に刺せば、同じだけ相手も自分に刺し返してくる。これをTAではストロークと言ったりします。ストロークってクロールで泳いだ時の手のかきですね。行って返ってくるからですね。
トゲの刺し合いをするから気を付けなさい、そんなんじゃ解決しないでしょってのがソーンのもう一つのアドバイスです。方向の転換を自分からしなければ相手は変わりません。永遠に主張も通りません。
どちらも、自分の形が変われば相手が噛み合わなくなります。これで違う相手を求めることができるのです。これって簡単に言えばそうですけど、難しいですよね。
占いの相談も「あの人はなんでああなのか」「あの人にこうされたから困る」といったものばかり。これって本当に相手が悪いの?と考えてみないといけません。原因の大元を探る時、他者ばかりを考えるのではなくね。
タロットでは「あれ、実はあなたが悪いみたいだよ。あなたがそう思っているだけみたいだけど」というところまで突き止めることができます。けれど受け取った質問のとおりの回答ではないので、ご不満な人ももちろんいます。
どちらが悪いではないのよ、こう言っているのがソーンだなあと思うのですね。
ソーンの逆位置には「自己責任が伴う」と読む場合があります。潜在意識下にある攻撃性や残忍性がそれに合った他人を引き寄せることがあるので、「それが原因よ~」というのがソーンの逆位置のアドバイスなんです。